原発の行方はどうなるか。 その一つの試金石とも言うべき大飯原発は、 あっさり再稼働されてしまった。 だが、国民の多くは依然として、 脱原発への希望を捨てていない。 民主党政権も今のところ、そうした民意を完全には、 無視出来ないでいる。 脱原発への道筋は、まだ断ち切られてはいない。 だが、やがて総選挙が行われる。 現在の大方の予想では、民主党が政権から転がり落ちるのは、 ほぼ間違いないと見られている。 自民党は何らかの形で政権に返り咲くだろうというのも、 有力な見方だ。 民主党の陥落は自業自得だし、 もし自民党が政権復帰したとしても、 それは、かつての民主党と同じように、 単なる敵の失点によるものに過ぎない。 だから、個別の政党の消長などは、二義的な問題だ。 重要なのは、次の政権交代が、 脱原発への道筋を遮断してしまう可能性が高い、ということだ。 これまで遮二無二、 原発を推進してきた自民党が政権に舞い戻れば、 様々な口実を設けて、原発の維持、更に拡大へと、 巧みに舵を切っていくであろうことは、たやすく想像出来る。 その時に、旧来型のピューリタン的で教条主義的な、 つまり「倫理」的な反原発論だけでは、 脱原発への広範な国民的合意を形成し、 保持していくのは、至難だろう。 国策として脱原発を貫かせようとするなら、 「実利」的、経済的な観点をも取り込んだ、 具体的かつ現実的な代替案の提示が、 どうしても欠かせない。 この度の小林よしのり氏の新刊『脱原発論』は、期待通り、 そういった方向性を大胆に打ち出した画期的な著書になっている。 「『経済成長のための脱原発』というプランに、 政府も、地元住民も、国民も乗らないだろうか?」と。 ポスト民主党政権時代を先取りした脱原発への「希望の書」だ。 脱原発から原発維持へと、 局面が大きく転換しかねないタイミングで、 このような作品が出現したことの意義は、 いくら強調しても足りないだろう。 まだ手遅れではない、はずだ。 本書の刊行を受けて、 「倫理と成長の脱原発」をテーマに9月のゴー宣道場が開催される。 どうか、 原発の行方に心を寄せる多くの方々に、参加して欲しい。
「拡大版 ゴー宣道場」は
平成24年9月16日(日)正午 から
世田谷区等々力の
『玉川区民会館ホール』 にて開催します。
入場料は、お一人900円です。
拡大版「ゴー宣道場」は、このHP上からの応募も可能です
下のバナーをクリックして頂き、参加申し込みフォームからご応募下さい
もちろん引き続き、ハガキでのご応募も受付けています往復はがき に、『拡大版ゴー宣道場 参加希望』 と明記、
さらに、
1. 氏名(同伴者がいる場合はその方の氏名と続柄・関係など)2. 住所
3. 電話番号
4. 年齢
5. 職業(学生の方は学校名)
6. 募集を知った媒体
7. 応募の理由と道場への期待
返信はがきの宛名には、ご自分の氏名・住所をご記入の上、
〒152-8799東京都目黒区目黒本町1-15-16 目黒郵便局・局留め
『ゴー宣道場』代表・小林よしのり、担当・岸端
まで、お送り下さい。
応募〆切 は、申し込みフォーム、往復ハガキ共に
平成24年9/3(月)必着。
ネット、ハガキ共に、当選された方にのみ当選通知を送らせて頂きます
当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい
皆様からの多数のご応募、お待ちしております
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